この夏、私たちは’85年式のVWヴァナゴンに乗って、ロッキー山脈西部をめぐるちょっとした旅に出ました。モンタナ、アイダホ、コロラドを走り回り、走行距離計には数千マイル(数千km)が加わり、重要な部品をいくつか交換し、車体は“ほんの少し”傾き、さらには一晩だけネズミの同居人まで迎えることになりました(ごめんね、Andrew)。まさに言葉どおりの意味で、“トラウトバム”のライフスタイルを満喫した旅でした。コロラドの流れの速い高山渓流から、モンタナの雄大なマディソン川まで、西部屈指のトラウトフィッシングを味わうことができました。釣りそのものも本当に素晴らしいものでしたが、この旅を実現させ、忘れられないものにしてくれたのは、経験を分かち合った人々とコミュニティでした。
ロアリングフォーク・バレー(コロラド州)
Russと過ごした充実の数日間を終え、私たちはロアリングフォーク・バレーのTaylor Creek Fly Shopへ向かい、友人のMatt IppolitiとShannon Outingと合流しました。ショップのすぐ隣という便利な場所にあるTipsy Troutでキンキンに冷えた飲み物を何杯か流し込んだあと、翌日はアッパー・ロアリングフォーク川でスリリングなフロートをしようと決まりました。テイクアウト(揚艇場)のスロープのすぐ上でキャンプしてぐっすり眠り、翌朝は手早くボートを川に浮かべました。
Shannon Outing:フォトグラファー、Taylor Creek Fly Shopのガイド。
Matt Ippoliti:SAGE Elite Pro、各地を渡り歩くノマドガイド、そして複数台牽引のプロフェッショナル。
Shannon Outing:フォトグラファー、Taylor Creek Fly Shopのガイド。


この日の主役はストリーマー。ありがたいことに、Mattはえりすぐりのストリーマーをしっかり用意してきてくれました。
Mattのストリーマーの釣りが完璧に仕上がっているのは明らかでした。そしてMattのボートバッグをひと目のぞくだけで、ガイドとして彼が送っているノマド的な暮らしぶりもよくわかります。以前のブログ記事でお読みになった方もいるかもしれませんが、Mattは毎年コロラド、テネシー、ペンシルベニア、ニューヨークを渡り歩いてガイドをしています。「West Branch Hendrickson's」といったラベルが貼られたフライボックスの数々を見れば、彼があちこちを飛び回っていることがわかるでしょう。さて、水は澄んでいたので、まずはフライのサイズ、カラー、フラッシュの量をいろいろと試すところから始めました。意外なことに、魚は大きくて派手なものが好みだったようで、ほどなくしてロッドが弧を描き始めました。


一日中大きなストリーマーを投げ続けるのは、かなり体力を消耗します。幸い、PAYLOADはブランクスが楽にロードしてくれるので、一日中バンク沿いに大きなフライを気持ちよく打ち込み続けても問題ありません。この仕事には689-4がまさにうってつけの道具でした。

Mattが舵を取るなか、昼ごろにはShannonとAlexがすっかり波に乗っていました。とりわけ大きなフライに魚が飛び出してくる様子は、見ていて笑ってしまうほど。特にShannonの「Drunk & Disorderly(酔っ払いの乱痴気騒ぎ)」には驚かされました。一度使ってみれば、その名前の意味がよくわかります。そこへこのフロートならではのスピード感が加わり、アクションのひとときはひときわ楽しいものになりました。結局その日は一日中魚を見つけ続け、ドライフライ用にセットしておいたTROUT LLには一度も手を触れませんでした。でも、それでいいのです。



楽しい一日の釣りのあと、Taylor Creek Fly Shopで一日を締めくくるのはいつだって格別です。すぐ隣のTipsy Troutにはおいしいハンバーガーとキンキンに冷えたビールがあり、ガイド仲間の多くがそこに集まって釣りの話に花を咲かせます。素晴らしいコミュニティであり、コロラド州バサルトで過ごすなら“ここしかない”という場所です。ここまでお付き合いいただきありがとうございました。次回はトラウトシーズン2019の最終回。ギアを切り替えて、北のロッキーマウンテン国立公園へ向かいます。どうぞお楽しみに。

原文:Trout Season - Roaring Fork Valley(Sage/SAGE・Far Bank Enterprises、2020年1月30日)
写真:SAGE・Far Bank Enterprises
日本語訳:Fly Fishing Outfitters WALTON

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