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夕焼けの海でストライパーをリリースするJoe Webster

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Domain(e) Expertise:メイン州の達人、RIOアンバサダー Joe Webster

Matt Otepka2026年5月14日

メイン州の海辺で生まれ育ったJoe Websterは、北東部で最も尊敬されるストライパーアングラーのひとりであり、革新的なフライタイヤーとしても知られています。業務用フライのタイイングベンチや数えきれないほどの釣行から、シグネチャーパターンの開発、RIO Productsとの新しいフライラインの共同開発まで、Websterの人生は獰猛なフィッシュイーターを追いかけること、そしてそれをより効果的に行うための道具を生み出すことを中心に回っています。今回はJoeに、メイン州のルーツ、取り憑かれたような釣りの習慣、フライデザイン、そして新しいRIOストライパーラインの進化について話を聞きました。

RIO:メイン州で生まれ育ち、今もメイン州に暮らしていますね。ダウンイースト(メイン州沿岸)での水辺やフライフィッシングとのつながりについて教えてください。

Joe:ポートランドで生まれ育ち、今はそこから数町南のソーコに住んでいます。メイン州が大好きで、ここを離れるつもりはありません。いちばん古い記憶は、父と祖父と一緒にブースベイハーバーでサバを釣ったことです。子どもの頃はスピニングタックルでスモールマウスバスやラージマウスバスを釣り、サーフキャスティングでストライパーを狙っていました。

フライアングラーになった経緯は、多くの人と同じです。アングラーとして成長するにつれて次の挑戦を求め、経験の幅を広げたくなる。フライフィッシングは、フィッシャリー(釣り場)に負荷をかけずに、より親密に向き合える方法なので、多くの人が自然とこの道を選びます。私もごく幼い頃に少しだけフライフィッシングをかじりましたが、魚のこと、そして魚を釣るためのさまざまな方法を十分に理解してから、フライフィッシング、さらにはフライタイイングへと移っていきました。

RIO:タイイングの分野では、すっかり名の知れた存在になりました。どのように始まり、どんな道のりだったのでしょうか?

Joe:私は昔から手を動かしてものを作るのが好きな人間なので、フライタイイングは、ほかの職人にとっての絵画や木工、彫刻と同じように心に響くんです。フロー状態に入ることができる。釣りも同じです。

フライを巻き始めたのは幼い頃でした。最初に巻いたフライは、赤いシェニール、青いハックル、マラブーで作ったウーリーバガーだったのを覚えています。残念ながら、巻いてすぐに木に引っ掛けてなくしてしまいました。業務としてのタイイングは、およそ20年前、メイン州南部の釣具店で始めました。当初は店のフライ棚に並べるシンプルなクラウザーやディシーバーを巻いていただけです。最近では、コロナ禍の影響で小さなガラス工房をたたんだあと、スカボローのAll Points Fly Shopで販売の仕事をしながら業務用のフライを巻いていました。

ここ数年で、自分の内なる炎をかき立てるのは、自分の手でものを作り、それを売って生計を立てることなのだと痛感しました。そして、その炎の燃料になっているのがフライなんです。

岩場の海藻の上で大型ストライパーを手にするJoe Webster

RIO:その炎は、フライショップの仕事を離れて独立するほど激しく燃え上がったようですね。

Joe:間違いなくそうです。今は独立したフライタイヤー兼フライデザイナーとして、自分のフライを直接お客様に販売して生計を立てています。突拍子もない考えですよね。でも、地元のショップで働き、地元のフライフィッシングコミュニティに深く関わり、常軌を逸したレベルで釣りをしてきた(1101日連続で釣りをしたこともあります)おかげで、ありがたいことに私のフライには評判が、そして需要が生まれました。やがて、みんなが欲しがるフライをすべて巻くには1日の時間がまったく足りなくなりました。何かを手放し、変化を起こす必要があったんです。

そこで思い切って踏み出し、最近 www.fishbigflies.com というオンラインストアを立ち上げました。私が自分で巻いたフライを購入できます。同時に、RIOチームとも引き続き協力し、世界市場向けに高品質で革新的なRIO Signature Tyerパターンを生み出しています。

フライフィッシングと、その冒険のためのフライを巻くことが私の人生のすべてです。ほかに趣味は本当になくて、交友関係もすべて仲間との釣りが中心です。フライを巻いては釣りに行く、それだけの毎日ですが、幸運なことにそのフライで釣りたいと思ってくれるアングラーもいます。本当に恵まれていると感じます。

RIO:独立して看板を掲げただけでなく、RIO Signature Tyerとして、RIOとフライショップのディーラーを通じていくつものパターンを販売しています。それはどう関わっていて、どんな面白いことが進んでいるのでしょう?

Joe:RIOがRIO's Webster CrouserやRIO's Webster Shrouserのような、私の定番ストライパーフライを生産してくれるおかげで、私は自分の独立ビジネスの原動力であり情熱でもある、大型の特殊なフライのタイイングに集中できます。現在、RIOには5種類のSignature Tyerパターンがあり、すべてソルトウォーター/ストライパーとストリーマーの分野で、大型の捕食魚を掛けることに重点を置いています。

私は常に新しいものを考え出し、何が効いて何が効かないのかを確かめる実験を続けています。今はRIOと一緒に、ストライプドバス向けのより大きなシルエットのベイトフィッシュフライを開発中です。個人的なタイイングでは、ノーザンパイクにはまっていて、メイン州伝統のロングシャンク・ストリーマーをチューブで巻き直しています。チューブのほうがフッキング率がずっと高く、キャッチ&リリースにもはるかに向いています。RIOとの次の展開については、ぜひ注目していてください。まだ始まったばかりですから。

口元にクラブフライが掛かったストライパーのクローズアップ
朝焼けの浅瀬でストライパーをリリースするJoe Webster
手のひらに載せたオリーブ色のWebster Tactical Crab

RIO:RIO Signature Tyerであるだけでなく、今ではRIOのフライラインの箱にもあなたの顔が載っています。新しいRIO Coastal Crabber Ambassador Seriesラインが生まれた経緯を教えてください。

Joe:数シーズンにわたって、RIOの研究開発部門のChrisとWayneと一緒に、理想的な沿岸ストライパー用ラインを突き詰めてきました。市販のラインは、ストライプドバス狙いでクラブフライを引きずるのには十分使えるものでしたが、私たちが求める卓越したレベルには達していませんでした。その課題を解決するため、いくつものテーパー、コア、コーティングを試しました。

出発点は、私が愛用していたTropical Outbound Short I/S5/S7です。沈下速度がちょうどよく、伸びの少ない頑丈なコアと強いコーティングを備えていました。遠投も楽にこなせましたし、ストライパーへのクラブの超クリーンなプレゼンテーションは最優先事項ではなかったものの、そこも改善したいと考えていました。最大の課題は、このトロピカル用ラインを低い水温に適応させ、扱いやすさを高めることでした。まずコーティングを調整したところ、必要な性能を発揮するものがすぐに見つかりました。その結果、硬さとしなやかさが絶妙にブレンドされた、はるかに硬く耐久性の高い冷水ストライパー専用ラインが完成しました。

次にテーパーを検討しました。評価していたテーパーは2つあり、ひとつは24ft(約7.3m)のごく短いヘッドで、素早いショットには向いていましたが遠投では物足りませんでした。もうひとつは30ft(約9.1m)ヘッドのOutbound Shortで、性能面では私たちの求めるものに近いものでした。観察結果をRIOのChrisに伝えたところ、彼はわずかに長いヘッドと、ヘッド後方に重量の大部分を集めた新しいフロントテーパーを提案してくれました。

そのプロトタイプを受け取り、何度もバッキングまでラインが出ていくキャストができたとき、これだと確信しました。わずかに長いヘッドと細い径のおかげで、ラインの感度も劇的に向上しました。砂の起伏や障害物の感触がすべて伝わってきます。すべてのバイトが明確で、バスがフライを吸い込んだ瞬間も、そのフライが魚の喉の奥に当たった瞬間も感じ取れるほどです。

最後に残った作業は、ChrisとWayneがランニングラインの後端にさらに10ft(約3m)を追加することだけでした。数か月にわたるテストの最終成果が、RIO Coastal Crabber Ambassador Seriesラインです。今では、クラブフライを使うときにこれ以外のラインを投げることはありませんし、深場でベイトフィッシュパターンを使うシンクティップラインとしても悪くありません。

RIO:これまで、パイクからストライパーまで、数々の大型の捕食魚を披露してきましたね。それらの魚種や、ほかに狙っている魚を中心に、1年の釣りのスケジュールをどう組んでいるのか知りたいです。

Joe:実は、1年の釣りのスケジュールはほとんど決めていません。その時々の流れに任せて、その日に釣りたいと思った魚を、もちろん解禁期間内であれば狙います。ソルトウォーターのシーズン中は、私をストライプドバスから引き離すのは至難の業です。寒い時期にストライパーが南へ移動すると、トラウトやサーモンの釣りを楽しみますが、コンディションが理想的でなかったり、釣り場のプレッシャーが高すぎると感じたり、産卵期の弱い個体群に余計なストレスを与えていると思ったりしたときは、ノーザンパイクや淡水のバスなど、別の釣りを選びます。

とにかく魚を釣るのが好きなんです。できるだけ多くの違う方法で釣ることが、興奮と経験をさらに豊かにしてくれます。

ロッドの横で口を開けた大型ブラウントラウト
ロッドとフライのそばに横たわるノーザンパイク
リールの付いたロッドと一緒に水中で手にしたブルックトラウト

原文:Domain(e) Expertise with RIO Ambassador Joe Webster(Matt Otepka/RIO・Far Bank Enterprises、2026年5月14日)
写真:RIO・Far Bank Enterprises
日本語訳:Fly Fishing Outfitters WALTON

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