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スペイロッドを手に川辺に立つGray Struznik

SPEY

Gray Struznikのスペイシーズン・チェックリスト

Gray Struznik2026年1月9日

また冬のスティールヘッドシーズンがやってきました。メスだのオスだのと熱に浮かされて判断力が鈍り、やる気だけは満タンなのに道具は半分、計画はそれ以下のまま川へ飛び出してしまう前に、ギアを揃え、頭を冷やして、しっかり点検しておきましょう。冬のスティールヘッディングは甘い世界ではありません。70°F(約21℃)の陽射しの下、たっぷり中身の入ったクーラーを横に置いてバスポッパーを投げるのとはわけが違います。スティールヘッディングとは、自然の厳しさと分の悪い勝負に対して身を固めること。道具に求めるのと同じだけのことを、自分自身にも求められる釣りです。大切なのは準備と忍耐。けれど、たとえ一瞬でも海から戻った大きなクロームの魚とつながれる可能性を思えば、そのすべてに見合う価値があります。

今こそ基本のスペイ・チェックリストを引っ張り出し、実りある冬にするための道具がすべて揃っているか確認するときです。すべてを網羅したリストではありませんが、冬のスティールヘッドで結果を出すために押さえておくべき、そして見落とされがちな最重要ポイントを挙げておきます。

1. ティップ:シンクティップのワレットを掃除・整理して、ループ部分がまだ問題ない状態か確認しましょう。スペイヘッドのループも同様です。次に、シンクティップを失くしたり置き忘れたりしていないかチェック。ループの点検は済んでいるかもしれませんが、川に着いてからティップが1本足りないと気づくのは本当にこたえます。それにしても、あのMOWティップたちはいったいどこへ消えていくのでしょう? もしRIOのiMOW 7.5ft-2.5ft(約2.3m+0.8m)をお持ちなら、断言します、それは長くは手元に残りません。あのシンクティップを手元に置いておくより、ポケットいっぱいの蛾を逃がさずにいるほうがまだ簡単でしょう。

2. ランニングライン:リール上のSlickShooter(ランニングライン)を前後入れ替えて新しい側を使えるようにするか、新品に交換しましょう。交換せず、モノフィラメントのシューティングラインを使っている場合は、少なくともスカジットヘッドの後ろのノットを結び直しておいてください。

ボートの上でスペイロッドを手にするGray Struznik
スペイロッドのリールとラインをセットする手元
スペイロッドのガイドにラインを通す手元

3. ロッド:フェルール(オス側)を掃除して、セクションの先端2インチ(約5cm)にパラフィンワックスを塗り直しましょう。ほんの数分の作業ですが、継ぎ目の緩みを防ぎ、お気に入りのロッドを保証修理送りにせずに済みます。スペイフィッシングは反復の釣りです。1シーズンで何千回もキャストしますし、その技はパワーよりもテコとタイミングにあるとはいえ、冬の間じゅうロッドには繰り返し大きなねじれの力がかかります。フェルールをケアする(そして一日の中でもときどき継ぎ目を確認する)ことは、大切なロッドを守るだけでなく、その性能を最大限に引き出すことにもつながります。

4. フライ:フライのラインナップを確認し、予備も用意しておきましょう。スイングで使うお気に入りのパターンは誰にでもあると思いますが、オリンピック半島でツーハンドを振るなら、私がシーズン中ずっとボックスに入れているRIOのフライをぜひあなたのボックスにも入れておいてほしいと思います。筆頭は定番中の定番、Marabou Tubeです。スティールヘッドの初心者にとっても目新しいものではないかもしれませんが、「壊れていないものは直すな」というやつです。どんなカラーの組み合わせでも効きますし、ひどい濁りのときは2つ重ねてシルエットを大きくすることもできます。ただし、根掛かりしたときに失うのが1本ではなく2本だと気づいたときの痛みは倍増します。

2番手に挙げるなら、RIOのTandem Tubeのレッド&オレンジでしょう。このフライのコーンヘッドはかなり軽めなので、深く沈めたいなら少しウェイトを持っていくといいでしょう。浮力が高くシルエットが大きいので、水位が高いときに使いたいフライです。そのシルエットを生み出しているのは何か? ご想像のとおり、マラブーとラビットです! 歴史の授業をするつもりはありませんが、マラブーとラビットストリップは合わせて100年ものあいだフライのレシピに使われてきました。単純明快、とにかく効くのです。

フライについての最後の注意:フックの確認も忘れずに。ちゃんと刺さりますか? スティンガーのつなぎはまだ無事ですか? パターン自体はどうでしょう。シーズンを通してもちそうですか? 水況の変化に対応できるよう、予備や別のサイズ、別のカラーを用意していますか?

フライボックスからオレンジのチューブフライを取り出す手元
ボートの上に置かれたスペイロッドとタックルケース
防水ケースに収めたRIOのシンクティップワレットとラインのスプール

ちょっとした昔話:昨年、ホー川でほぼ濁流という状況のなか、お客様と先ほどのRIO Tandem Tube(オレンジ&レッド)で釣りをしていました。深さ2ft(約60cm)ほどの溝へと流れ込む浅い瀬を釣っていたときのことです。この場所の攻め方をアドバイスすると、彼はほとんど毎投のように「アタってる」と言うのです。現実主義者の私は、溝に落ちる前にフライが底を叩いているだけだと伝えました。ところが、それは大間違いでした。20ヤード(約18m)ほどのその区間を2回目に流したときにようやく掛けたのですが、その魚はそれまでに合計7回ほどフライにアタックしていたと思います。

魚の換算表によれば、その魚は22lb(約10kg)。よし、みんな巻き上げろ、帰るぞ!

スペイフィッシャーマンである私たちには、もともと分の悪い勝負が待っていて、コントロールできることは限られています。このリストは、そのコントロールできる部分をきちんと押さえるためのものです。新しいリーダー、鋭いフック、暖かいウェア、そしてしっかり準備された心構えがあれば、厳しい日々も乗り越えられます。これらを押さえておくことは、一日の成否だけでなく、シーズン全体を左右しかねません。心に留めて、どうぞ幸運を。-GS

霧の立ち込める川でスペイキャストするGray Struznik

原文:Spey Season Checklist with Gray Struznik(Gray Struznik/RIO・Far Bank Enterprises、2026年1月9日)
写真:RIO・Far Bank Enterprises
日本語訳:Fly Fishing Outfitters WALTON

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