コンテンツに進む
腕を高く掲げてフライラインを操るGabe Lefebvre

PROS

本気で賭ける者たち ― RIOアンバサダー Gabe Lefebvre

Geoff Mueller2026年5月22日

本当の熟練は、一瞬で身につくものではありません。それは深い蓄えを積み上げた末の産物です。何万時間にもおよぶ没頭の日々——技を磨き、失敗に耐え、変化を受け入れ、やがて前進を後押しすることになる「不可能」を乗り越えていく。すべてがかみ合ったとき、その証はパフォーマンスとなって表れます。存在そのものに根ざし、粘り強さによって刻まれたもの。それは、ラインを握り続け、本気で身を賭している者——RIOアンバサダーのGabe Lefebvreのような人々の手の中にあります。

Gabe Lefebvreにとって、フロリダ州オカラは子ども時代を過ごすには最高の場所でした。子どもが一番得意とする、何にも縛られない遊びをさせてくれる場所。釣りや狩り、探検をし、自分自身を見つけられる、湖が点在する広大な野生の土地。それでいて、パンハンドルやキーズにも近く、若い情熱を裏庭の外へと向けることもできました。そんなわけで、彼と仲間たちは幼い頃から可能性を思い描いて過ごしました——昼はポッパーを投げ、夜は海にどんな大物が潜んでいるのかを夢見ながら。

「僕らの存在すべてが、遠くへ投げること、風の中で投げること、とてつもなく大きなフライを投げることを覚えるためにありました。終わりなんてまったく見えなかった」とLefebvreは言います。

そうして流した汗は、いま水上での確かなキャリアとして結実しています。Lefebvreはアイダホ州サウスフォーク・スネーク川にあるSouth Fork Lodgeで、フルタイムガイドとして3シーズン目を迎えようとしています。スワンバレーのシーズンが10月1日ごろに霜で閉ざされると、28歳の彼は4Xのティペットを80lb(約36kg)のフロロカーボンに持ち替えて南へ向かい、メキシコ・マグダレナ湾のLos Locosで、猛者ぞろいのチームとともに働きます。

ドリフトボートの上に立ってキャストするGabe Lefebvre
朝日に照らされたロッジの前に並ぶボートとガイドたち
口元でラインを締め込んで結び目を作るGabe Lefebvre

Lefebvreはジャクソンビルのノースフロリダ大学に進学しました。そこで学業上の最大の壁となったのは、ボートランプまで数分の場所に住んでいたことです。「しょっちゅう授業をサボって釣りに行っていました。本当にしょっちゅう」。こうした常習的なサボりは、経済についての貴重な教訓をもたらしました。釣りというものは、とりわけ学食のブリトーで食いつないでいる大学生にとっては、財布に大きな穴を開けるものです。そこで彼は、キャンパスの外で学ぶカリキュラムに「資金調達入門」を加えることになりました。

デジタル時代の「おねだり」は、ひと味違います。Lefebvreと仲間たちはさっそく大手フィッシングブランドにDMを送り、支援を取りつけようと交渉を始めました。「当時はSNSをかなり注視していて、Instagramが一気に伸びていた時期でした。特にフライフィッシングの写真がね」と彼は言います。「だから1年生のころから企業に連絡するようになりました。写真と引き換えに、釣行の資金を出してもらえないかと頼むんです」。うまくいくこともあり、空っぽの財布に一時的なつぎを当ててくれました。ステッカーやグッズで終わることもありました。Lefebvreは2021年、メディアと広告を専攻して大学を卒業します——クローゼットを、急成長した副業で手に入れたグラフィック入りのフィッシングTシャツでいっぱいにして。

同じ年、彼はフロリダからモンタナへ移ります。ロッキーへの移住を機に、2つの情熱を組み合わせようと考えたのです。ガイドとして給料を稼ぎながら、日々のアウトドアの世界の本質をカメラで捉えること。インターネットという雑音の海の中で、「まあまあ」と「最高」を分けるものは人によって違うでしょう。ただ多くのアングラーが認めるのは、クーラーボックスの枠を超えたアウトドアブランドYETIが、ハイレベルで見事に撮影された「YETI Presents」フィルムによって、ストーリーテリングの水準を引き上げてきたということです。親しい友人でプロカメラマンのDylan SchmitzからYETIの求人の知らせを受けると、モンタナ住人になったばかりのLefebvreは、書き上げたばかりの履歴書を送りました。

「YETIのマーケティングチームに立ち上げ段階から加われたのは、人生を変える経験でした。業界の一流がどう仕事をしているのかを本当に教わりましたから」とLefebvreは言います。「仕事は大好きでした。でも正直なところ、オースティンでの暮らしは好きになれなかったんです」

フード付きシャツ姿で笑顔を見せるGabe Lefebvre
ボートトレーラーを連結した車の横で出発の準備をするガイドたち
川辺でブラウントラウトを手にするGabe Lefebvre

Tordrillo Mountain Lodgeでガイドの仕事が舞い込むと、Lefebvreは釣りへの愛を抱えてアラスカへ渡りました。そして数シーズン後、その人里離れた大自然での仕事を離れ、サウスフォーク・スネーク川の有名なストーンフライのハッチを追いかけることにします。「Oliver [White] は当時、新しいガイドを探していたわけではなかったんですが、一度見に来ないかと誘ってくれたんです」とLefebvreは言います。彼は正式なオファーもないままヴィクターに移り住み、ほどなくしてSouth Fork Lodgeのフルタイムガイドの座をつかみました。

「この業界では、素早い決断が大きなチャンスにつながる。まさにその好例だと思います。特に、しかるべき人たちが後ろ盾になってくれているときはね」と彼は言います。「OliverがLos Locosのチームに紹介してくれて、今ではこのまったく異なる2つのフィッシャリーが僕の存在そのものになっています」

そして、アイダホでオールを漕ぐ日々と、マグ・ベイでスロットルを全開にする日々のあいだに、バランスがあるのです。

「僕にとっては、Los Locosを乗り切るにはSouth Forkのような仕事が欠かせません。片方をうまくやるには、もう片方が必要なんです」と彼は言います。「Los Locosで求められる強度で一年中走り続けたら、あっという間に燃え尽きてしまう。健全じゃありません。South Forkのように、とてもスムーズに運営されている場所に戻ることが、完璧なリセットになるんです」

均衡があるところに道は開ける。そしてオカラ出身のあの少年、Lefebvreは、何ひとつ変えるつもりはありません。「このゲーム。この積み重ね。終わりの見えない釣り人生という展望。今のキャリアの段階では、僕はただ釣りがしたい。それもとことん突き抜けたレベルでね。そうすれば、いつでも良い基準点に戻ってこられて、また一からやり直せるから」

両手を広げてカメラに向けるGabe Lefebvreのモノクロ広告ビジュアル

原文:Skin in the Game with Gabe Lefebvre(Geoff Mueller/RIO・Far Bank Enterprises、2026年5月22日)
写真:RIO・Far Bank Enterprises
日本語訳:Fly Fishing Outfitters WALTON

Loading...

0
0
0

Comments

Instgram Profile Picture

User Name 2 Days ago

Lorem ipsum dolor sit amet, consectetuer adipiscing elit. Aenean commodo ligula eget dolor.

Please login to like & comment

Select Product:

The Collection Snowboard: Hydrogen
The Collection Snowboard: Hydrogen The Collection Snowboard: Hydrogen

Select Size:

  • S
Description: