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キャップとサングラス姿で川辺に立つJon Hazlett

RIO IN ACTION

スカンジの常識を覆す|RIOアンバサダーJon HazlettのElite Scandi Body&MDC Tips活用術

Jon Hazlett2025年8月25日

スペイキャスターとして25年近くやってきた私ですが、新しいものには今でも本当にワクワクします! 私のホームウォーターであるローグ川では、サマースティールヘッドのシーズンが長く続きます。さらに冬の海沿いの川での釣りも含めれば、私のツーハンドロッドにほこりが積もる暇はありません。おかげで常に最前線にいられますし、そうした機会に恵まれない人たちと自分の考えや経験を共有するのが大好きなのです。

RIOから新しいElite Scandi BodyヘッドとMDC Tipsが登場したことで、きっといろいろな疑問が湧いてくるはずです。「とにかく自分で確かめてみる」派のスペイコミュニティの一員として、私はこの新しいヘッドとティップの組み合わせ方をじっくり理解する機会を得ました。そして今、このシステムの新たな使い道を次々と発見し、「気分は最高潮」の段階にいます。

私とRIO Scandi Bodyの付き合いは10年以上前にさかのぼりますが、始まりはまったくの偶然でした。トラウトスペイが初めて登場した頃、ロッドはあっても専用のラインがありませんでした。そんなときに見つけたのが、もともとヨーロッパ市場向けに設計されたRIO Scandi Bodyです。これが驚くほど素晴らしいヘッドでした。長さ23ft(約7m)で「長めのスカジット、短めのスカンジ」というカテゴリーに入り、トラウトスペイに10ftのVersiLeaderやReplacement Tipを組み合わせると、さまざまな用途にぴったりのヘッドだったのです。ソフトハックルから中型のストリーマーまで、Scandi Bodyはトラウトスペイの定番になりました。実のところ、現行のRIO Trout Speyラインは姿を変えたScandi Bodyなのです。

次に私たちは、Scandi Bodyを大きめのスペイロッドで試しました。私が「スカジット・フィネス」と呼んでいる使い方です。スカジットで好みのグレインウェイトがあれば、それに合わせるか1サイズ下げます。5〜8番のスペイロッドなら、10ftのVersiLeaderから15ftのReplacement Tip(現在のClassic Tip)、T-8(重めのヘッドサイズならT-11まで)と、幅広いティップが使えました。Scandi Bodyの汎用性は比類のないものでした。実際、私が史上最高だと思うロッドとラインの組み合わせの多くにはScandi Bodyが入っています! これまでに作られたショートヘッドの中で最高のキャスト性能だと思いますし、スペイ仲間の多くも同じ意見です。

前置きはこのくらいにして、新しいElite Scandi BodyとMDC Tipsを紹介しましょう。Scandi Bodyのヘッドサイズがフルレンジで揃い、それに合わせる12ftと18ftのマルチデンシティ・ティップが用意されたことで、可能性と用途はさらに大きく広がりました。では、私はこれをどう使うのか? 最初の反応は、「12ftのティップは間違いなく使う。それは迷うまでもない。18ftは? いや、ないな。そんなに長いティップは使ったことがない」というものでした。ところが、それは間違いでした。新しいScandi Bodyと両方のティップでしばらく釣りをしてみて(お客様にも使ってもらって)、今では両方に「全振り」していると言っていいでしょう。

では……具体的にどう使うのか?

川に立ちこみオレンジのラインでスペイキャストするアングラー
1) ユーロスタイル(ヨーロッパ流のロード感):超軽量、速い、ティップ主導

ヨーロッパの人たちの多くは、ここスティールヘッドの国の私たちよりもずっと軽いスカンジを好みます。そして、それを使いこなすにはそれなりの技術も必要です! ロッドとラインの合わせ方はとてもシンプル。8番のロッドなら8番のScandi Bodyに、12ftまたは18ftの#7/8 MDC Tipsを合わせます。もう少しロードが欲しければ8/9を選びましょう。

18ftのティップは、Dループに関わる部分としてシステム全体のグレインウェイトに加わることを覚えておいてください。Scandi Bodyのヘッドサイズを選ぶ際にはそれを考慮に入れましょう。18ftのティップのおよそ1/3(6ft/約1.8m)がDループの一部になると考えると、その重さは約43〜50グレインです。

例
ロッド:Sage R8 9140
ボディ:9番 Scandi Body(470グレイン)
ティップ:#9+ 18ft MDC Tips

注:RIOのレジェンド、Simon Gawesworthはこの春から夏にかけて、アトランティックサーモンを追いながらずっとこの組み合わせで釣りをしていて、とても気に入っています!

森に囲まれた川でスペイキャストするアングラー
2) アメリカンチョイス(太平洋岸北西部流のロード感):しっかり乗せる、フルスカンジのグレインウェイトに近い好み

「アメリカ万歳!」そう、私たちはやり方が違うのです。私たちはロッドが曲がるのを感じたい。それのどこが悪いのでしょう? 私たちにはスカジットラインがあり、イントルーダーがあり、スナップTがあり、カックハンド(それともキャック?)があります。フラットビルのキャップをかぶり、Zynをくわえ、IPAを飲む。リフトアップしたトラックとヘアメタルバンドも忘れちゃいけません。そしてスカンジラインに関して言えば、少しロードを増やすだけで大きな違いが出ます。超軽量ラインを投げこなせる人は立派だと思います。でも正直なところ、ほとんどの人はもう少し寛容なラインのほうが好きなはずです。

そこで簡単な計算です。7番のスカンジの平均グレインウェイトは470。18ftの#7/8 MDC Tipの1/3は約43グレイン。43を引くと427グレインになります。したがって、Scandi Bodyの出発点は400グレインか435グレインのヘッドになります。なぜか? 18ftのティップのおよそ1/3(6ft/約1.8m)がDループの一部になると考えると、その重さは約43グレイン(#7/8の場合)または約50グレイン(#9+の場合)だからです。18ftのティップは、Dループに関わる部分としてシステム全体のグレインウェイトに加わります。Scandi Bodyのヘッドサイズを選ぶ際にはそれを考慮に入れましょう。

例1
ロッド:Sage R8 7136
ボディ:8/9番 Scandi Body(435グレイン)
ティップ:#7/8 18ft MDC Tips

例2
ロッド:Sage R8 7130
ボディ:8番 Scandi Body(400グレイン)
ティップ:#7/8 18ft MDC Tips

注:どちらの例も、今シーズン私とお客様がとことん使い込みましたが、どちらも最高です!

水しぶきを上げる魚を浅瀬で取り込もうとするアングラー
3) スカジット・フィネス:スカジットのロード感と繊細なタッチを兼ね備えた、ショートヘッドの万能ツール

先ほども触れたように、私たちは何年も前からScandi Bodyをこの使い方で使ってきました。VersiLeader、15ft Replacement Tip(現在のClassic Sink Tip)、T-8(大きめのサイズならT-11まで)、そして新しい12ft MDC Tipsによって、スペイアングラーは究極の汎用性を手にしました。ロッドとラインの合わせ方は、スカジットで好みのものに合わせるか1サイズ下げるだけ。スカジット・フィネスの魅力は、コンパクトで汎用性が高く、そしてキャストが素晴らしいことです! 小さなトラディショナルなスティールヘッドフライから中型のストリーマーまで何でも使えます。トラウトスペイでも、スイッチロッドでも、フルサイズのツーハンドでも見事に機能します。

スカジットラインのキャストに慣れている人なら、(フルスカンジを使うときのように)キャスティングストロークを変える必要はありません。もちろんコンパクトなので、風の中や狭い場所でもよく飛びます。唯一の限界は、T-14のような重いシンクティップや大きなレッドアイのフライが必要な場面です。そんなときはSkagit Max LaunchやPowerの出番です。とはいえ、私のサマースティールヘッドの釣りの9割は、スカジット・フィネス形式で使うScandi Bodyですべてカバーできます。

例1
ロッド:Sage R8 5126
ボディ:8番 Scandi Body(400グレイン)
ティップ:#7/8 12ft MDC Tips

例2
ロッド:Sage R8 6130
ボディ:8/9番 Scandi Body(435グレイン)
ティップ:#7/8 12ft MDC Tips

注:どちらも「子どもの歯列矯正は後回しでいい」レベルの組み合わせです。投げてみたら財布を出す覚悟をしておいてください!

あなたに合うのはどれ?

軽く、超高速で、ティップで投げるロード感に挑戦したいなら「ユーロスタイル」を。とはいえ、私たちの多くはおそらく「アメリカンチョイス」のカテゴリーに入るでしょう。これまでスカンジラインを使ってきた人なら、スムーズに移行できるはずです。スカジットの長さのまま汎用性も欲しいなら、「スカジット・フィネス」ゾーンを選ばない手はありません。

新しい製品なので、組み合わせ方や使い方は無限にあるはずです。もちろん、それこそが私たちスペイオタクにとっての楽しみです。ひとまず、お気に入りのロッドをどうセッティングするか、この記事がそのヒントになれば幸いです。

どれを選ぶにしても、Elite Scandi BodyとMDC Tipsなら、マルチデンシティのシンクティップ(とフローティングティップ)がフルラインナップで揃っているので安心です。さまざまな水域や釣り場の状況に対応するための、究極のツールと言えるでしょう。

森の間を蛇行して流れる川を上空から見た風景

原文:Flipping the Scandi Script with RIO Ambassador Jon Hazlett(Jon Hazlett/RIO・Far Bank Enterprises、2025年8月25日)
写真:RIO・Far Bank Enterprises
日本語訳:Fly Fishing Outfitters WALTON

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