RIOのフライデザイナー、Patrick Kilbyは、これまで数多くのストーンフライのハッチを釣ってきました。サーモンフライ、ゴールデンストーン、さらにはスクワラやイエローサリーまで、Patrickはそのすべてを経験していますが、一番のお気に入りはゴールデンストーンのハッチです。それには正当な理由があります。この巨大な虫は大きな魚を水面へと引き寄せ、爆発的なドライフライへのバイトをもたらすからです。ストーンフライのハッチでは、デッドドリフト、トゥイッチ、あるいはドロッパーを加えるといった複数の釣り方から選べます。適切なフライがあればどの戦術も効果的で、おそらくシーズン最高のドライフライの釣りで、その結果を存分に楽しめるはずです。

ストーンフライのハッチを釣るためのPatrickのアドバイスは、朝早くからドライドロッパーリグで始めること。水面の狂乱が始まる前に効率よく魚を見つけるためにも、数時間だけは「ドライフライでなければ死んだほうがマシ」という考えを捨てることを恐れないでください。
「ドロッパーが引っ掛からないよう、最初は岸から少し離れたところや、張り出した枝から離れたところを釣ります。でも魚がドライに反応し始めたら、すぐにドロッパーを切り離します。そうすればドライをより攻撃的に——つまり、もっと岸に寄せたり、張り出したハンノキの下に入れたり——釣ることができます。フライは9割方デッドドリフトですが、特定の場所に魚がいるとわかっているときは、フライがそこに近づいた瞬間にごくわずかなトゥイッチを入れて、生きているように見せます。」
Patrickがパターンをデザインするとき、子どもたちからインスピレーションを得ることは珍しくありません。このストーンフライも例外ではなく、娘のEmmaからインスピレーションを得ています。

小柄で華奢
まず、細線のドライフライフックを選びました。次に、細線のフックを十分に支えられることを踏まえて、フォームデッキはややスリムに抑えました。
やさしくて、たくましい
前後のハックルとフォームデッキの組み合わせにより、このフライはとても軽くてキャストしやすく、草の生えた岸沿いや張り出した枝の近くへの正確なショットに最適です。
印象派、でも現実に根ざす
フライには3つのタイプがあります。まずリアルフライ。本物の虫と見間違うほど精巧ですが、ティペットの先よりも美術品として飾るほうが向いています。次にセミリアルパターン。リアルで芸術的なフライを、実際に釣れる形にしたものです。そして最後が、「バグィ(虫っぽい)」と表現されるインプレッショニスティックフライ。昆虫の本質や雰囲気を捉えたものです。RIO's Emma's Stoneは、インプレッショニスティックとセミリアルの中間に分類されるでしょう。テール、ウィング、ツートーンのボディカラーはある程度リアルですが、フェザー、フラッシュ、レッグが動きと生命感を演出しています。
一緒にいて楽しい
正直に言って、水辺でストーンフライのドライを投げているときは、楽しい時間を過ごしているに決まっています。
原文:Behind The Fly - RIO'S Emma's Stone(Patrick Kilby/RIO・Far Bank Enterprises、2021年5月26日)
写真:RIO・Far Bank Enterprises
日本語訳:Fly Fishing Outfitters WALTON

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