ニュージーランドのトラウトフィッシングは、大きなトラウト、サイトフィッシング、そして息をのむような景色で世界的に伝説的な地位を築いています。ですから、南島のクロウという町で初めて開催される「Southern Spey Clave」でキャスティングデモをしてほしいと頼まれたとき、迷わず飛びつきました。ニュージーランドは何年も前から私の「死ぬまでにやりたいことリスト」のトップにあり、今回がその伝説的な釣りを味わう初めてのチャンスだったのです。
さらに、RIOでは新しいドライフライ/プレゼンテーション/テクニカルトラウトラインを開発中だったため、ドライフライにライズする警戒心の強いトラウトほど、このラインをテストするのにふさわしい相手はいませんでした!


南島と北島では地形も釣り場もかなり異なります。幸運にも南島ではいくつもの湖や川で回遊するブラウンやレインボーをサイトフィッシングで狙うことができ、実際、旅全体で最大のブラウンと最大のレインボーを釣ったのも南島のワイタキ川でした。しかしこのブログでは、北島で釣ったある驚くべき秘密の川に焦点を当てたいと思います。そこでの一日は、まさに私の人生でも最高の釣行のひとつだったからです。
世界的に有名なトンガリロ川は、北島の小さな町トゥランギを流れています。私はトゥランギにあるSporting Lifeという本当に素晴らしいフライショップで、スペイのデモとトークを行うために町に滞在していました。木曜日に仕事を終え、翌日はニュージーランドのRIO代理店であるTore Nielsenが、地元のガイド、Russell Andersonとの釣行を手配してくれていました。彼はその地域のフライフィッシング界隈ではまさに伝説的な存在です。


釣行の前夜、天が裂けたかのように一晩じゅう雨が降りしきり、翌朝にRussと落ち合うと、天候のせいでいくつか計画を変更せざるを得なかったとのこと。落ち合ったときもまだ小雨が降っていて、その後もほぼ一日中降り続けました。Russは自分の秘密の川のひとつに連れて行ってくれ、私たちは5番ロッドに長いリーダーをセットして、割り当てられた「ビート(区間)」の下流端から釣り始めました。
雨で水に少し色が付いていたものの、Russが選んだ川は浅く、大きなトラウトがいたので、比較的簡単に見つけることができました。そのぶん魚のほうからもこちらが見えていて、空を背景にした私たちの姿に気づいて逃げ去る魚もたくさんいました。警戒心の強い魚を射程に捉えるには、姿勢を低くし、茂みを背景にしてゆっくり動くことが不可欠でした。そしてキャストの射程に入り、正確で繊細なキャストでドラッグフリーのドリフトを演出できれば、トラウトは実に素直にフライを食ってくれました。
魚はすべてブラウントラウトで、平均で3lb(約1.4kg)を少し超えるサイズ。雨にもかかわらず、その日は12尾以上の美しいトラウトを釣ることができました。すべてドライフライで、すべてサイトフィッシングです。素晴らしい体験でした。ニュージーランドで釣ったことがなく、こうした釣りが好きなら、ぜひ「死ぬまでにやりたいことリスト」の一番上に加えるべきです。そして何より重要なことに、RIOの新しいラインはまさに設計どおりの働きをしてくれました。とても長いリーダーを難なくターンオーバーさせ、ドライフライをアザミの綿毛のようにそっと落とし、メンディングのコントロールも抜群で、魚を一尾も怖がらせませんでした。ドライフライラインにこれ以上求めるものはあまりないでしょう! 2019年の夏の終わりには店頭に並ぶ予定です。
場所
ニュージーランド北島、トゥランギ近郊の川
時期
2019年3月
メンバー
Simon Gawesworth、Tore Nielsen(ニュージーランドのRIO代理店)、凄腕ガイドのRussell Anderson
魚種
ブラウントラウト
コンディション
小雨、曇り、無風
ベストフライ
Dad's Favourite #12(ニュージーランドのパターン)
タックル
SAGE X 9ft #5
使用ライン
RIOの新しいトラウトドライフライラインのプロトタイプ(「タックルテスト」)
リーダー/ティペット
12ft(約3.7m)のテーパードPowerflex Plusリーダーに、4XのPowerflex Plusティペットを4ft(約1.2m)追加
テクニック
アップストリームへのドライフライによるサイトフィッシング




原文:RIO IN ACTION - New Zealand(Simon Gawesworth/RIO・Far Bank Enterprises、2019年4月23日)
写真:RIO・Far Bank Enterprises
日本語訳:Fly Fishing Outfitters WALTON

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