Jillian Tisdaleはフロリダ生まれ。フロリダキーズに暮らし、フライフィッシングを続けてもうすぐ10年になります。ビッグゲームのソルトウォーターで培った確かな腕と、リギングやノットシステムに関する深い技術的知識で知られる、一目置かれたターポンアングラーです。
2025年のLadies Tarpon Fly Tournamentでグランドチャンピオンに輝き、RIOアンバサダー、SAGE Elite Proでもある彼女は、フロリダ州マラソンのSeven Mile Fly Shopでオペレーションマネージャー兼バイヤーを務めています。
キーズのフライフィッシングコミュニティでは、ターポンへの飽くなき情熱と、自然保護を大切にする思慮深い釣りのスタイル、そしてCaptains for Clean Waterとの深いつながりで知られています。キーズのフラットの漁場と、そこで生計を立てるガイドたちをとても大切にしているので、ポイントを聞くのはご法度。でも、ターポンフライについて熱く語れる人がいるとすれば、それは彼女です。
ほとんどのアングラーと同じく、私が一年で一番好きなのは、湿度がピークに近づき、ロイヤルポインシアナ(鳳凰木)が燃えるような真紅に色づく季節です。大型の回遊ターポンがエバーグレーズに姿を見せはじめ、キーズの裏側(湾側)を下り、やがて真っ白な砂地やグラスフラットの広がるオーシャンサイドを泳ぐようになります。
甲殻類を海底に押さえつけて噛み砕いて食べるボーンフィッシュやパーミットとは違い、ターポンはベイトフィッシュやカニ、エビ、ワームを水柱の中層や水面で、しかも下から食い上げることが多い。だからこそ、とんでもない見ものになるのです。
ここでは、私のターポンボックスのどこかに必ず入っているRIOのフライを紹介します。-JT

RIO'S OLD SALT
ブラック&パープル、サイズ1を、お気に入りのフック「SL12S ショート」で。ディアヘアがほどよく水を押し、巻き付けたマラブーはほんのわずかな動きにも軽やかに反応します。エバーグレーズの濁った水で使うのが好きなフライです。

RIO'S KINGSLAYER
水に入るとかなりスリムになり、明るい砂地や薄いグラスの上でレイドアップ(じっと浮いて休んでいる)している魚に対して、水柱の中で絶妙な位置に収まってくれるフライです。こうした魚は口を使わせるのが難しいので、小さなフライを魚の目の前でひらひらと漂わせることがカギになります。イエロー/シャルトリューズのカラーは間違いありません。

RIO'S PALOLO SLIDER
キーズのターポンボックスで、ワームパターンが入っていないものは見たことがありません。RIOのPalolo Sliderは面白いフライです。2枚のフォームの間に1本のフェザーを挟み込み、疣足(いぼあし)を表現しています。さらに緑色のフォームヘッドが水柱の一番上に浮くのでフライがとても見やすく、オーシャンサイドのターポンにワームを投げる際に多くのアングラーがつまずく「フライが見えない」という最大の壁を解消してくれます。
原文:RIO Fly Recommendations | Tarpon Patterns with Jillian Tisdale(Jillian Tisdale/RIO・Far Bank Enterprises、2026年5月22日)
写真:RIO・Far Bank Enterprises
日本語訳:Fly Fishing Outfitters WALTON

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