自己紹介をお願いします。
未知なものを渇望し、シンプルさを大切にするフライタイアーです。人生のほぼ半分(もうすぐそれ以上になります)をフライタイイング、とりわけストリーマーの追求に捧げてきました。私のタイイングの原点は、Kelly Galloup、Russ Maddin、Rich Strolisのスタイルにあります。時が経つにつれ、エソックス(パイク類)への愛から、Niklaus Bauer、Daniel Holm、Ulf Hagstromといったスカンジナビアのタイアーたちにインスピレーションを求めるようになりました。さらに好奇心に駆られて海岸へと向かい、Bob PopovicsやMark Sedottiのストライパーフライに惹かれていきました。現在の私は、そのすべてが奇妙に混ざり合った存在です。「ノースランド」(ミネソタ州、ウィスコンシン州、ミシガン州)の水辺を拠点に、世界屈指のウォームウォーターの川に棲む在来の魚たちを追いかけています。毎シーズン、何か新しいものを探しています。新しいフライ、新しい水域、新しいテクニック。何が効くのか、魚がどこにいるのかがわかったら、また未知なものを求めて次へ進むのです。

Finger Mulletのインスピレーションはどこから?
このフライの最初のバージョンは「The Slow Jig Clouser」と名付けていました。見た目はまったく似ていませんが、Clouserがこのフライの土台なのです。Clouserの美しさはそのシンプルさにあります。バックテイルと控えめなフラッシュ、ダンベルアイだけで巻かれたこの低いプロファイルのベイトフィッシュは、抵抗しがたい「逃げ惑う」アクションでダートし、泳ぎます。
同じくらいの長さのフライ同士でも、シルエットにははっきりした違いを持たせるようにしています。ベイトフィッシュの色は無限にありますが、自然淘汰を生き残る必要性から、そのシルエットはほんの一握りの型に限られており、捕食者はその形ですぐにエサだと認識します。
Finger Mulletは、Clouser Minnowを私なりに解釈し、先端が丸く広がった頭部/紡錘形のシルエットを軸に設計したものです。丸く左右対称なシルエットと膨らんだ頭部のため、スタビライザーウィングは省き、レッドアイをフックの下側に移して、キール(竜骨)が下を向く姿勢にしています。

このフライはRich Strolisの「Chinese Dragon」から、ダビングブラシを組み合わせてボディを作る手法を借りています。ブラシを使うと、ヘアとフラッシュを360度全方向に配置でき、ボディを満遍なく埋めて、色の彩度とフラッシュが絶妙に溶け合った完璧な紡錘形に仕上げられます。
仕上げには、ほぼ忘れ去られていた素材を使っています。市場に出回っていたものの、18年近くも眠っていた素材、HedronのStrung Fuzzy Fiberです。このファイバーはカールしていて長く、波打つような縮れがあり、まるでウールのような性質を持っていました。すぐに思い出したのが、ダビングループでクラフトファーのヘッドを作るNick Granatoの「Sasquatch」でした。そこで、この新しくて……古い素材で、まさにそれを再現しようと試みたのです。
Strung Fuzzy Fiberを使った最初の試みから生まれたのがSeasoned Geezer(これもRIOシグネチャーフライパターンです)で、このヘッドのデザインは私のいくつかのパターンの定番になりました。ヘッドは丸く膨らんでいて、水中でもシルエットを保つため、水を押してフライに動きを与えます。このスタイルは水を含んで重くならず、軽めのレッドアイとのバランスも良いので、キャストしやすく、フローティングラインとの組み合わせに最適なフライになっています。

このフライでの印象深い思い出は?
2018年、私はNomadic Waters Expeditionsとともにブラジルのジャングルにいました。ハウスボートでアマゾンの雄大な支流のひとつを遡っていたのです。モーターのうなりが夜の静けさの中に響いていました。日の出とともにジャングルは生命の気配を見せ始め、オオハシ、カワセミ、ホエザルがそれぞれの歌で応え合います。朝が深まるにつれて期待が高まり、私ははやる気持ちを隠せませんでした。
我々は隠れた湖へと続く水路に入りました。その水路は魚のハイウェイとなっていて、次々と新しいターゲットが行き来し、明るくなってからの2時間はその魚たちをフライで狙い続けました。やがて当然のようにバイトは途絶え、午後の魚は苦労して手にするものとなりました。
休憩のあと、夕方の釣りを始めると、魚ははるかに積極的になっていました。指ほどの大きさのデシーバーがよく効いたのです。ボックスを眺め、Finger Mulletの並びに目を止めたとき、思わず顔がほころびました。すぐにリーダーを長くしてレッドアイによる沈下の動きを最大限に生かせるようにし、ループノットで結びました。岸辺を狙い、水没した木々の中へフライを沈め、ロッドティップを水中に突っ込んで、トゥイッチしながらボートへ引いてきました。その夜はアクションが途切れることがなく、一日の終わりにはとんでもない数の魚を釣っていました。それ以来、Finger Mulletは私のボックスから消えたことがありません。

このフライを使うお気に入りの水域は?
どこででもよく釣れます! 私はフローティングライン、6ft(約1.8m)のリーダー、そしてループノットで使うのが好きです。スモールマウスバスやその他のウォームウォーターの魚がいる浅い川に理想的なフライです。タンニン色のノースウッズの川でも、アマゾンのジャングルでも、名前の由来であるボラ(マレット)が産卵期に回遊する沿岸域でも、いつもボックスに入っています。とにかく水に入れて、ストリップしてくるだけです!
Finger Mulletの釣り方についてアドバイスは?
このパターンでは、両手で高速リトリーブする「ツーハンド・ストリーマーバーン」がお気に入りです。動かし続け、逃げ続けさせ、泳がせ続ける。ループノットで結べば、強いストリップと長いポーズも効果的で、ゆっくりとしたフォールと誘惑的なジギングアクションを生み出します。狭い場所でウェーディングして釣るなら、Kelly Galloupの「ジャークストリップ」で、丸い頭部がウォブリングマシンに変わり、フライのアクションを繊細かつ自在にコントロールできます。
原文:Behind The Fly - RIO's Brammer Finger Mullet(Gunnar Brammer/RIO・Far Bank Enterprises、2023年2月22日)
写真:RIO・Far Bank Enterprises
日本語訳:Fly Fishing Outfitters WALTON

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