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ランディングネットに収まったカットスロートトラウトを両手で支えるアングラー

STILLWATER

スティルウォーター201 ― すべてを組み合わせる

Jason Faerman2023年8月21日

Stillwater 101のパート1とパート2で紹介したスティルウォーター(湖)の基礎をしっかり身につけたら、あとは新しいスキルを磨くために、フィールドへ足しげく通っているころでしょうか。

フライフィッシングの本質は「反復」です。オーバーヘッドキャストを磨き、ロールキャストを覚え、さらにドライフライのプレゼンテーションを極める——結局のところ、どれも水辺で長い時間を過ごして腕を磨くことに尽きます。スティルウォーターの釣りも同じで、天候や周囲の環境は予測できないことがよくあります。背後がガレ場や岩壁、あるいは深い茂みで、回遊するカットスロートを狙うにはロールキャストしか選択肢がない、という場面もあるでしょう。強風に叩かれることもあれば、夏の突然の嵐が通り過ぎていくこともあります。こうしたさまざまな条件に対応するには幅広いスキルが必要ですし、同時に「いったん腰を下ろして休憩し、嵐をやり過ごすべきタイミング」を見極めることも大切です。

準備を怠らない

ロッキー山脈の高山湖は、アメリカでも屈指の「読めない」釣り場です。切り立った峰々と絶えず動く風のせいで天気を予測するのは不可能に近く、季節を問わず、日差し・風・雨、さらには雪にまで備えておくのが最善の策です。バックパックに必需品を詰めておくかどうかが、山で良い一日を過ごせるか、つらい——あるいは危険な——体験をするかの分かれ目になることも少なくありません。バックパックに「必ず」入れておきたいもののリストはこちらです。

  • レインジャケット
  • 軽量のダウンジャケット
  • サンフーディー
  • グローブ
  • 日焼け止め
  • 浄水器、または水を浄化する手段
  • 食料と行動食
  • Utility Packのような軽量なセットアップ。中身はフォーセップ、フライボックス、ティペット、予備のリーダー数本、インジケーター、オモリ、遊漁券、小さなフロータント、そしてニッパー
  • ミドルレングスのハンドルのランディングネット
  • 任意:ブーツとウェーダー

荷物の重さをうまく管理できるかどうかで、目的地に着いたときに元気いっぱいでいられるか、背負いすぎてヘトヘトになっているかが決まることもよくあります。トレイルで過ごす時間が増えるにつれて、持っていくものを少しずつ最適化できるようになるはずです。スティルウォーターへの遠征はミニマリズムの訓練のようなもので、自分にとってのちょうどいいバランスが見つかるまでは、何を詰めるかをとことん意識させられます。

高山湖の岸辺と深いかけ上がりを真上から撮影したドローン写真

安全第一

予測できない山の天気の話に戻りましょう。Stillwater 101では周囲の状況に気を配ることに触れましたが、これは山で安全な一日を過ごすうえで欠かせません。標高の高い場所では天気の変化がとても速く、釣りをやめて避難すべきタイミングを見極めることが重要です。幸い、嵐はたいていすぐにそのエリアを通り過ぎていきます。私たちは嵐が通過する間、木立の中に身を寄せてランチを食べたり、何が効いて何が効かないかを話し合ったり、水分補給をしたりしています。ほとんどの場合、休憩は15〜30分ほどで済みますが、近くで大きな雷鳴が響いたり稲妻が走ったりしている場合は、もう少し慎重になって、雷雲が完全に通り過ぎたことを確認してから釣りに戻ることをおすすめします。

さて、釣りの話に戻りましょう…

トラウトは習慣の生き物です。同じ魚が同じエリアを何度も回遊してくるのをよく目にするはずで、これは「食いそうだ」と思うフライを試す絶好のチャンスです。意外なことに、一度パターンをつかめば、魚は同じフライを何度も繰り返し食ってくることがよくあります。

深場で何が効くのかを探るときのニンフリグでも、同じフライをローテーションに入れておきましょう。上にチロノミッド、その下にリーチを1〜2本、という組み合わせです。湖の岸際や、かけ上がり手前のシャローを釣る場合も同じです。何事もそうですが、自分のセットアップを煮詰めるには時間と、それなりの試行錯誤が必要です。私たちからお伝えできる一番のアドバイスは、「たいてい同じフライがどの湖でも効く」ということ。自分の直感を信じて、結んでいるフライに自信を持ってください。

動き

誰しも時には意固地になるものですが、湖で一番やってはいけないのが、同じ場所でひたすらフライを投げ続けることです。あちこち移動して新しいフライを試すことが大切で、そうすることで魚を目にするチャンスも、釣り上げるチャンスも増えます。ニンフィングやドライ・ドロッパーで釣るときも同じです。湖での「いい一日」と「渋い一日」の差は、できるだけ広い範囲を探りながら、フライにどんな動きを与えられるかにかかっていることがよくあります。

スティルウォーターを十分に釣り込んだ人は「トゥイッチ」を覚え、それを武器のように使いこなします。ロッドティップを左右に小さく揺らして、生きた虫のようにフライをピクッと動かすだけのテクニックです。これがチロノミッドの羽化や、リーチの脈打つような泳ぎを演出してくれます。風が味方になってくれることもあり、風がフライを動かしてくれれば、フライを生き物らしく見せるために自分で加えなければならない動きを減らすことができます。

ご褒美

誰もが一度は聞いたことがあるでしょう。「ソファの上では魚は釣れない」。努力し、下調べをし、距離を歩く——そのモチベーションさえあれば、得られるご褒美は尽きることがありません。仲間と思い出をつくりながら外で過ごす最高の一日から、なんとかネットに収めた見事なカットスロートまで。本当のご褒美とは、充実した一日そのものです。外に出ることで、私たちは日々の暮らしにあふれる雑音から離れるチャンスを得られます。高山の湖に棲むトラウトを追う釣りは、心をリフレッシュさせてくれます。景色を味わい、空気を深く吸い込み、そして運が良ければ魚も釣れるかもしれません。年を重ねるにつれ、釣りという贈り物は、実際に魚を釣ること以上のものを含むようになっていきます。そのご褒美が何なのか知りたいですか? 少なくとも5マイル(約8km)は歩く湖を選んで、どうだったか私たちに教えてください。

原文:Stillwater 201 — Putting it All Together(Jason Faerman/Yakoda Supply、2023年8月21日)
写真:Yakoda Supply
日本語訳:Fly Fishing Outfitters WALTON

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