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赤いキャップのアングラーが川辺で大型のブラウントラウトを手にする姿

YAKODA

カウボーイ・カントリー

Mark Rauschenberger2018年12月6日

11月のはじめ。私たちは、とても特別な場所にある、おなじみの川の岸辺で、蓋を開けたクーラーを囲んでのんびり過ごしています。あれこれ考えれば、今日の気温は意外と穏やか。数日前の吹雪の痕跡も、雲ひとつない昼間の太陽がほとんど消し去ってくれました。小さなWeberのグリルでホットドッグがジュージューと音を立て、西の山並みの海へ一日が沈んでいくなか、夕焼けが見事なショーを繰り広げています。カウボーイ・カントリーでの最高の旅も終わりが近づいていますが、ご想像のとおり、誰ひとり帰る気になどなっていません。

雪の残る川辺で四駆の荷台から荷物を降ろすアングラーたち

3日前、私たちはとんでもない冬の嵐のなかを走ってここへやって来ました。州間高速道路は通行止めになり、迂回した未舗装路には3フィート(約90cm)もの吹きだまりがいくつもできていました。釣り初日は骨身にしみる寒さで、少なくともほとんどのメンバーが一度は「もう片付けて帰ろうか」と考えたはずです。それでも実際に帰った者はいませんでした。それで正解でした。最初の夜はフォルクスワーゲンほどもある薪の山を燃やし、ウイスキーとホットサイダーで体を温めました。王様のように食べ、焚き火を囲んで深夜2時まで笑い合い、語り合いました。

夜のキャンプで大きな焚き火を囲み、車の荷台に腰掛けてくつろぐ仲間たち

2日目には太陽が顔を出しましたが、一緒にあのおなじみのワイオミングの風も連れてきました。それでも私たちは引き下がる気はなく、歯を食いしばってダブルホールに少しだけ力を込めるだけ。重いストリーマーが背中に刺さらなかったたびに、幸運の星に感謝したものです。7番ロッドを振りかぶるたびにうまくいくことを願い、やがてこの壮大な川の深く冷たいランで、なんとか数尾の好敵手を見つけ出すことができました。

深い青色の川に立ち込んでキャストするアングラー

3日目にはまた天気が崩れましたが、大きな魚たちは前日よりずっと積極的に相手をしてくれました。全員が少なくとも1、2度は、これまで見たこともないような大きなトラウトに出会うチャンスを得たのです。年を重ねたトラウトは川を知り尽くしていて、たくさんの奥の手を隠し持っています。掛けた大物のほとんどはあれこれの理由でバレてしまいましたが、それでも数尾はネットに収めることができました。太陽が地平線に差しかかったちょうどそのとき、雲が切れ、空が輝きはじめました。

フードをかぶったアングラーが笑顔で掲げる大型のブラウントラウト

いつまでもここにいられるような気がしていましたが、時間はあっという間に過ぎていきました。楽しい時間とはそういうものなのでしょう。そして今、私たちはまたひとつの素晴らしい旅の最後のひとときを、ホットドッグと最後の冷えたビールを手に過ごしています。目の前にあるのは、家への長いドライブだけ。静かなハイウェイは、来年の旅のことを考えはじめるのにぴったりの場所です。またすぐにここへ戻って来ることになるでしょう。

原文:Cowboy Country(Mark Rauschenberger/Yakoda Supply、2018年12月6日)
写真:Yakoda Supply
日本語訳:Fly Fishing Outfitters WALTON

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