1月半ば。慌ただしいホリデーシーズンが終わり、真冬のさなかで、暖かい日々と存分に楽しめるドライフライフィッシングが待ち遠しい時期です。家の中で将来の夏の日を夢見て過ごすか、それとも重ね着して冬の寒さに立ち向かい、魚に出会えることを期待するか。選ぶのはいつも、魚を探しに行くほうです。

カルガリーの冬は、控えめに言っても激しいジェットコースターのようなものです。しばしばシヌーク風が吹き、24時間足らずで気温が20度も変わることがあります。氷点下を大きく下回る寒さから一気に氷点超えまで上昇するこうした気温の変動は、川全体を巨大なシャーベット状の流れに変えてしまうことが多く、そうなると実質的に釣りになりません。それでも私たちは、望みのありそうな場所を見つけようと出かけていきます。どうしても外に出て、水辺に立ちたいのです。条件が厳しくなったとたん、世間の人たちと一緒に冬中家にこもって冬眠するなんて、選択肢にありません。
だから、重ね着をします。ロングジョンにベースレイヤー。手持ちの中で一番暖かいウールソックスも忘れずに。そしてウェーダーとブーツ。川に着いてからではなく、暖かい家の中でウェーダーを履いてしまうほうがずっと賢いということに、私たちは気づきました。

雪をかき分けながら進み、体重を支えられそうなくらい固まっているのに結局踏み抜いてしまい、もがきながら足を引き抜く羽目になる場所に悪態をつきます。ああ、冬ってやつは。ようやく川にたどり着いてロッドをセットしたら、氷のように冷たい流れに慎重に足を踏み入れ、キャストを始めます。インジケーターが沈むのを見て、フッキングし、ラインの先にあの手応えを感じることを期待して。でも実際にありがちなのは、数投しては手を止めてガイドに詰まった氷を取り除きながら、「冬なんて大嫌いだ。今すぐバハマへのトリップを計画したらいくらかかるんだろう」と心の中でつぶやく展開です。

でも、その瞬間は訪れます。インジケーターが沈み、ロッドティップを立てる。まずまずのサイズのレインボートラウトを手にし、氷点下の水の中で、つらさをこらえながら手早く数枚の写真に収まります。魚をリリースしたら水から上がり、雪に覆われた岸辺で精一杯体を温めながら、仲間とビールを分け合ったり、スキットルのスコッチをひと口回し飲みしたり。手は冷たく、ロッドのガイドはまた凍りついています。それでも今は、冬もそんなに悪くないと思えるのです。
原文:Winter's Chill(Amber Toner/REDINGTON・Far Bank Enterprises、2019年1月22日)
写真:REDINGTON・Far Bank Enterprises
日本語訳:Fly Fishing Outfitters WALTON

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