ここサウスカロライナ州チャールストンで、ローカントリーでの釣りを丸一日分計画しました。目標は、いい記事を書くためのネタがたっぷり手に入るような、見せ場満載の一日を過ごすこと。前の晩には自分のフライショップを開けるほどの道具を詰め込み、カメラのバッテリーを充電し、ボートランプに間に合うよう、まだ真っ暗な時間にアラームをセットしました(その後にもいくつか)。アラームの大合唱とともに、妻と私は暗闇の中へ出発。有望な一日になるはずだと大きな期待を抱いてボートを出しました。そして、それは起こりました。湿地帯を何時間も何時間も見渡し、テールや水面の動き、その他あらゆる生命の気配を探し続けました。太陽が西に傾き、水上での時間が終わりに近づくと、ついにはブラインドキャストにまで頼る始末。光が薄れていく中で、完全にボウズだったという現実を思い知らされました。静まり返った帰りの車中で、私は考え始めました。さて、何を書こう? そのとき、ひらめいたんです。魚が釣れなかったことについて書こう、と。
SNSで目にするのは、釣りの「いい」瞬間ばかりのように思えます。モンスターフィッシュに続くヒーローショット。そして、20マイル(約32km)歩いて一生に一度の魚に不可能な一投を決めた、といった数え切れないほどの武勇伝。めったに見ないのは、何もなかった日を讃える人たちです。それも当然のことかもしれません。多くの人が失敗だと考えるものを称えるのは難しいし、その失敗を世界に公開するのはなおさら難しい。目標を掲げて出かけ、それを達成できないのは気持ちのいいものではありません。
あなたがどうかは分かりませんが、私はボートランプに着くずっと前から、頭の中で期待を膨らませ始めます。一生に一度のファイト、手にできるかもしれない自己ベストの魚、モンスター級のレッドフィッシュとの最高の一枚、仲間との歓声やハイタッチ。そこまで期待と興奮を膨らませておきながら、完全に打ち砕かれるのは最悪の気分です。でも、どうでしょう。私たちを何度も水辺へ呼び戻しているのは、まさにそれではないでしょうか? 「もしかしたら」という思い。それがあるからこそ、私たちは日の出前に起き出し、凍てつくような寒い日に骨身に染みる冷たい水へと入っていくのです。完璧な一尾、完璧なポイントを求めて、肉体的にも精神的にも限界まで自分を追い込む原動力もそこにあります。キャストやプレゼンテーション、ノットを磨き続け、自分が釣る水域を手のひら以上に知り尽くそうとするのも、そのためです。魚の釣れない日も喜んで受け入れます。それこそが私を動かし、さまようレッドフィッシュに次にフライをプレゼンテーションできるチャンスを心待ちにさせてくれるのですから。



RISE
7/8
RISEリールは、ローカントリーでのフライフィッシングに欠かせない私の愛用機です。カーボンドラグシステムはレッドフィッシュに必要な制動力を生み出し、重さはわずか5.5オンス(約156g)。重いソルトウォーター用フライを何時間投げ続けても楽々です! —Jeremi Hough
原文:Lowcountry and High Hopes(Jeremi Hough/REDINGTON・Far Bank Enterprises、2017年4月12日)
写真:REDINGTON・Far Bank Enterprises
日本語訳:Fly Fishing Outfitters WALTON

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