AMBASSADOR SERIES PHIL ROWLEY - LAKE LINES
アンバサダーシリーズ フィルローリー レイクライン
※このラインは5月中旬〜下旬頃入荷予定です。
アンバサダーのフィル・ロウリーがデザインした、ティペット・リング一体型のファインチューン・レイクライン。
フィルはこの新しいシリーズを構成するために、彼のお気に入りのRIOレイクライン、特に一般的にロングリーダーで使用されるラインを選んだ。スティルウォーター・フローター、アクアラックス、そしてRIOミッジ・ティップスのすべての構成は、6wtと7wtのティペット・リング一体型で発売されます。
イースト・タイオフ・ポイントとスムーズなライン・リーダー接続のための一体型ティペット・リング。
RIOで最も人気のあるレイクラインのテーパーで、複数のコンフィギュレーションが可能です。
RIOのスリックキャスト・コーティングを採用。
〜スタッフレヴュー〜
イギリスやカナダのブリティッシュコロンビアのスティールウォーターの釣りでは盛んなシステムのラインです。
このシステムで驚きなのは、テーパーリーダーは使わずに全長24ftのストレートのティペットのみ構成されているという点です。
まずはシステムを以下の図でご説明します。
フライライン付属のティペットリングに2Xか3Xのフロロカーボンをクリンチノットで18FTつけます。さらに6FTの3Xフロロカーボンをトリプル・サージョンズ・ノットで取り付け、8インチのタグエンドを残してフライを取り付け、その先に別のフライを取り付けます。
このようなスティールウォーターアングラーの多くはカセットリールを使い、異なるスティールウォーターライン(できればティペットリングがループに溶接されたもの)の入った予備のカセットを何個も持ち歩き、別のライン/カセットに変えるときは、超ロングリーダーをループで切るのではなく、クリンチノットを切って次のライン/ティペットリングに結び直すだけです。英国で見かける典型的なスティールウォーター・ボックスと、彼らが扱っているすべてのカセットの写真をご覧ください。
さて、ここまで説明しましたが、そもそも何故テーパーリーダーではなく
ティペット(ストレートリーダー)なのか、それには様々なメリットがあります。
1,沈下スピードの向上: ストレートリーダーはテーパーリーダーに比べて沈下速度を速めることできるのでフライラインだけ沈んでフライだけが置き去りになるという状況を打破します。
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2,感度と直接性: ストレートリーダーはテーパーリーダーよりもリグの感度が高く、魚のアタックをより直接的に感じ取ることができます。テーパーリーダーはその先細りの構造があるため、時にはこの繊細なフィードバックが少し損なわれることがあります。
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3,簡素性とコスト: ストレートリーダーはテーパーリーダーよりも作成が簡単で、コストも抑えられます。フライフィッシングのリーダーは消耗品であるため、頻繁に交換する必要があります。簡単で安価なストレートリーダーは、特に大量に使用する場合に便利です。
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4,水中での挙動: ストレートリーダーは水中での自然な挙動を実現しやすく、フライのプレゼンテーションを自然に見せることができます。テーパーリーダーはその構造上、水中で予期しない動きをすることがあり、特定の状況では不利になることもあります。
イギリスのフライフィッシャーがこれらの理由からストレートリーダーを選んでいることが多いですが、状況によってはテーパーリーダーが適切な選択となる場合もあります。
長々と書きましたが新たな釣り方を試してみるのはいかがでしょうか?
ご質問等ありましたら是非是非お問合せください。